新潟大学大学院 自然科学研究科

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専攻・研究

修了生

伊部 優大博士前期課程 2014.3修了
電気情報工学専攻
情報工学コース
KDDI株式会社 修士(工学)
伊部 優大

 2014年に新潟大学の大学院(修士課程)を修了し、KDDIでの勤務を始めて3年目になります。情報システム部門で社内向けクラウド基盤の設計・構築業務を担当し、全国のauショップやコールセンタなどで利用するITシステムを支える基盤を構築する業務を担当しています。日々の業務の中では社外のITベンダ会社と協力しながら、システム構成の検討や、データセンタでのシステム構築を行っています。
 大学院では、電気自動車を利用して移動する際の充電待ち時間の研究を行いました。走行・充電などを行う電気自動車の振る舞いのシミュレーションや、充電待ち時間を待ち行列理論を用いて理論解析を行いました。大学院での研究の中では、研究の目的を設定し、日々自分の研究課題について取り組み、課題について研究室の指導教員や学生と議論し新たな課題を明らかにする、というような一連の取り組みを繰り返し行ってきました。

 このような一連の取り組みは社会人としても様々な課題にチャレンジするときに必須となる考えかたであり、それを大学院の研究を通して学ぶことができたことは現在の業務を行う上でも非常に大きな助けになっています。大学院に進学し、自分の研究テーマについてより深く取り組むということは、その分野の知識・知見を身に付けるだけでなく、社会人として必要な基礎となる考え方を習得することができると思います。

長谷川 拓哉博士後期課程 2016.9修了
材料生産システム専攻
素材生産科学コース
助教 博士(工学)
長谷川 拓哉

   私は2014年10月に博士後期課程に入学し、2年後の2016年9月に博士号を1年短縮で取得しました。専門分野は無機材料化学です。現在は、高知大学の海洋科学系の助教として働いており、海底に眠る有用金属資源の利活用に向けた機能性材料の研究をしています。
 私はこれまで蛍光ランプや白色LEDなどに用いられる蛍光体材料に関わる研究をしてきました。博士後期課程では、博士前期課程で培ってきた無機合成化学の知識を発展させ、その蛍光物性を実験と理論の両面から考察しました。発光物理の深い知識を身に付けるために、私は文献調査から実践までをすべて自分で行いました。このように一人前の研究者になるための博士後期課程における研究は、すべて自分から動き出すことが重要だと思います。一方で、周囲の人からの協力も不可欠です。指導教員との綿密なディスカッションを通して自分の研究を磨くことができ、また、週に一度の研究報告会を通した学生間の研究討論は刺激的でした。さらに、後輩への積極的な指導はお互いの研究の質の向上だけでなく自分自身の教育力の向上につながりました。私が現在、教育研究の仕事に就くことができているのは自然科学研究科での環境があったからこそだと思います。
 研究者を目指す皆さんが自ら多くのことを学び、周りの人とうまくコミュニケーションをとりながら躍進することを願っています。