新潟大学大学院 自然科学研究科

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専攻・研究

若手研究者

Q1. 現在の研究内容を教えて下さい。
Q2. 学生へのメッセージをお願いします。

齊藤 健二材料生産システム専攻
機能材料科学コース
准教授 博士(工学)
齊藤 健二

A1. 無機固体は、僅かなきっかけでもガラリと性質が変化する興味深い物質です。我々の研究グループでは、新しい機能を持つ無機固体(セラミックス)を創製する研究を行なっています。本物質を得るためには、用途に合わせた適切な元素の組み合わせに加え、結晶性固体の成長機構、結晶の質(結晶性)や形、サイズ等、様々なパラメータを制御することが肝要です。無機および固体化学に関する知見だけでなく、これまでに蓄積してきた技術を一層深化させて目的とする無機固体を作り、光や熱触媒を中心とした性能を評価しています。最近では、既存物質の結晶構造をマニピュレーションすることで、多機能性を示す新物質を作る研究にも着手しています。

A2. その人でなければできなかったと言われるようなオリジナルな研究を目指し、日々努力して充実した大学院生活を送って欲しいと思います。

湊 菜未生命・食料科学専攻
生物資源科学コース
助教 博士(農学)
湊 菜未

A1. 現在世界では7億人以上が貧困に苦しんでおり、アジアはアフリカよりも多くの飢餓人口を抱えています。私はこの食料問題の解決に貢献すべく、農作物生産量の約三割とも言われる病害虫によるフードロスの解消に着目し、植物病理学の分野で研究を行っています。植物に病気を引き起こすウイルスや細菌には生活環を宿主植物に依存しているために防除が難しいものも多く、新たな防除法の確立が期待されています。私たちの研究室では病原体と宿主植物の両方から様々なアプローチで農作物が病気になる分子メカニズムを研究しています。

A2. 大学院では皆さんがこれまで学んだことを更に突き詰め、高度な専門性を身につけることができます。また知識や技術に加えて、物事を論理的に捉え言葉にする力を育てることができます。費用や就職への不安で進学に踏み切れない方は、ぜひ教員に一度相談して情報を得ることをおすすめします。

石崎 智美環境科学専攻
自然システム科学コース
助教 博士(環境科学)
石崎 智美

A1. 自然環境下で、植物は周囲の環境ストレスや他の生物からの干渉を受けながらも、それらにうまく適応し繁栄しています。私の研究では、野外での調査、室内での計測・遺伝解析などを組み合わせ、それぞれの植物の生育環境や生活史(生長・繁殖スケジュールなどの植物の生き方)の解明に取り組んでいます。また、植食性昆虫といった他の生物の干渉がある条件下で植物が生長や繁殖を維持するしくみにも興味を持っています。植物の被食防衛戦略はとても多様で、植物の状態や周囲の環境要因によっても変化します。さまざまな環境に生育する植物の被食防衛戦略を明らかにし、被食防衛戦略と生活史との関係や、植物と動物の共存機構を明らかにする研究を行っています。野外でさまざまなストレスにさらされながらも生き延びている植物を見るたびに、そのたくましさに感嘆しながら研究を行っています。

A2. 大学院では、たった一年ではなく複数年をかけて1つの研究テーマとじっくり向き合い取り組むことができます。その中で、さまざまな失敗や挫折も経験するかもしれませんが、同時に、実験がうまくいったり、新たな発見があるかもしれません。どれもみなさんの成長の糧となると思います。