
新潟は、おいしいお米でご存じのとおり、日本有数の食料生産地帯であり、また米菓やお酒などをつくる多数の食品関連企業があり食品産業がとても発達しています。
自然科学研究科生命・食料科学専攻では、この地の利を生かし、「グローバルな視点を持ちつつ、現代の農と食の問題に広く対応可能な専門職業人を輩出する」ことを目的に、「食づくり実践型農と食のスペシャリスト養成プログラム」を実施しています。このプログラムは、これまで別々の領域であった農と食の分野を一連の流れとして捉え、現代の農と食の問題を総合的に理解し、課題解決できる人材となる「農と食のスペシャリスト」を実践的教育に基づいて養成するものです。
プログラムの中心には、新潟らしい食品を対象に、生産・加工・流通など多くの過程からなる食づくり作業を一貫としたものとして体験する「新潟食づくりプロジェクト」をおき、学外の公的研究機関や企業等の協力を得て実施しています。さらに、「英語論文作成・発表演習などのスペシャリスト養成科目群」、「国内および国際インターンシップ」を履修し、課題をより深く追求します。このように、本プログラムを履修する大学院生たちは、生命科学に裏打ちされた高度な専門分野の教育に加えて、「農と食のスペシャリスト」の認定を受けるための幅広い教育を実践の中で受けることができます。
農学、生命科学および食料科学の分野で活躍することを希望する多くの大学院生が「食づくり実践型農と食のスペシャリスト養成プログラム」を履修し、その希望の実現のために大いに活用してくれることを期待しています。
農と食のスペシャリスト養成センター 大学院GP事務局
■電話: 025-262-6843