HOME > 講義
Excelによる対数軸ヒストグラムの作成
使用した Excel のバージョン 2003
 
 顕微鏡で500個の球状粒子について直径を測定したところ,以下の結果を得た。横軸が対数軸のヒストグラムを作成せよ。
粒径範囲
x1x2
[μm]
個数
n
[個]
10~2011
20~3025
30~5050
50~10078
100~200150
200~300116
300~50037
500~100033
 
  1. 上記のデータを Excel に入力する。
    列 A は粒径 x。セル A2 は最小値,A3:A10 は各範囲の最大値。
    列 B は個数 n
     
  2. セル B2 はセル B3 を参照。セル B11 に列 B の合計。
    列 C の数式=列 B を B11 で割る。
    列 D の数式=列 A の対数の差
    列 E の数式=列 C を列 D で割る。セル E11 に列 E の合計。
    列 F の数式=列 E を E11 で割る。セル F2 はセル F3 を参照。
    列 G の数式=列 A の差。セル G2 は 0。
    列 H の数式=列 F の差。

     
  3. 空白のセルをポイントしてグラフウィザードを起動
    (1/4) グラフの種類
     散布図-形式(T) マーカーなし
    (2/4) グラフの元データ
     系列タブ-系列(S)-追加(A)
      Xの値(X) A2:A10
      Yの値(Y) F2:F10
    (3/4) グラフ オプション
     タイトルトラベルタブ
      X/数値軸(A) x (μm)
      Y/数値軸(V) F (%)
     目盛線タブ
      X/数値軸 目盛線(M),補助目盛線(I) チェック
      Y/数値軸 目盛線(O) チェック
     凡例タブ
      凡例を表示する(S) オフ-完了(F) 
    グラフエリアをクリックし,右中のハンドルマークをドラッグして,プロットエリアを正方形にする。
     
  4. グラフエリアの書式設定
     フォントタブ
      フォント名(F) Times New Roman(任意)
      サイズ(S) 12(任意)
      自動サイズ調整(T) オフ
     プロパティタブ
      オブジェクトの位置関係-セルに合わせて移動やサイズ変更をしない(D)
    OK を押した後,右中のハンドルマークをドラッグして,プロットエリアを正方形にする。
     
  5. プロットエリアの書式設定
     フォントタブ
      領域 白
     
  6. X/数値軸の書式設定
     パターンタブ
      軸-指定
       スタイル(S) 実線
       色(C) 黒
       太さ(W) 2
     目盛タブ
      X/数値軸目盛
       最小値(N) 10
       最大値(X) 1000
       目盛間隔(A) 10
       補助目盛間隔(N) 10
      対数目盛を表示する(L) チェック
     
  7. Y/数値軸の書式設定
     パターンタブ
      軸-指定
       スタイル(S) 実線
       色(C) 黒
       太さ(W) 2
     目盛タブ
      Y/数値軸目盛
       最小値(N) 0
       最大値(X) 50
       目盛間隔(A) 10
     
  8. X/数値軸補助目盛線の書式設定
     パターンタブ
      軸-指定
       スタイル(S) 実線
       色(C) 25%灰色
       太さ(W) 2
     
  9. Y/数値軸目盛線の書式設定
     パターンタブ
      軸-指定
       スタイル(S) 実線
       色(C) 25%灰色
       太さ(W) 2 
     
  10. 系列1の書式設定
     パターンタブ
      線 なし(N)
      マーカー なし(O)
     X誤差範囲タブ
      表示(D) 負方向
      指定(C) - G2:G10 
     Y誤差範囲タブ
      表示(D) 両方向
      指定(C) + H3:H10 
      指定(C) - F2:F10 
     
  11. 系列1 誤差範囲の表示の書式設定
     パターンタブ
      軸-指定
       スタイル(S) 実線
       色(C) 濃い青
       太さ(W) 4
      マーカー 右 
     
Excelによる対数軸ヒストグラムの作成
HOME > 講義