ダブルディグリープログラム

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概要・特徴

研究科長メッセージ

 大学院自然科学研究科では、真理の探究を通じた叡智の集積あるいは基礎科学に立脚した革新的な技術の開発を通じた人材の育成が重要であると考えています。それを達成するために、博士前期課程(修士2年間)と博士後期課程(博士3年間)からなる区分制大学院としており、数学、物理学、化学、材料科学、機械科学、電気電子・情報科学、基礎生命科学、応用生物科学、農業生産科学、建設・建築学、地球科学、環境科学など、理学・工学・農学の幅広い学問分野の先端的研究に基づく教育が展開されています。
 自然科学研究科の前期課程あるいは後期課程を修了した人には、学問分野によって「学術」、「理学」、「工学」または「農学」の修士あるいは博士の学位が与えられます。
 理学・工学・農学に関わる分野では、科学技術の進展が著しく、産業のグローバル化とともに技術開発競争が激化しています。また、科学技術の革新を通して環境を保全し、持続可能な社会の実現に貢献する人材の育成も重要な課題です。したがって、産業技術や学術研究分野で専門家として活躍するためには、学部の4年間だけでは十分ではなく、専門の深化とともに関連分野の学問も深く学ぶことが必要です。本研究科は数理物質科学専攻、材料生産システム専攻、電気情報工学専攻、生命・食料科学専攻、および環境科学専攻の5専攻から構成され、学部教育と大学院教育との連携をはかるとともに、充実したコースワークが設置されています。
 本研究科では、大学院生海外派遣と留学生の受入の両面から国際交流に積極的に取り組んでいます。博士後期課程では、東アジア地域の協定大学との連携により、2つの大学で学び、2つの博士の学位を修得するダブルディグリープログラムを実施しています。さらに、大学院修了後の社会における活躍の場を広げるために、「博士インターンシップ」や「農と食のスペシャリスト養成プログラム」を実施しています。本研究科では、社会人や留学生の入学も歓迎しており、社会人の皆さまにはできるだけ負担を少なくするように配慮しております。
 本研究科修了生が、高い能力と専門性を活かし、研究の最前線、地域や産業界で活躍するとともに、広く世界の発展に貢献することを心より期待しています。  

平成29年4月
大学院自然科学研究科長